陥没乳頭に悩む方は意外に多いそう。私自身、そのひとりでした。
そして昨年、悩み続けた陥没乳頭の手術を思い切って受けてみました!結果は大満足。
私と同じように陥没乳頭で悩んでいる方に向けて、体験談を共有します。
一個人の経験談ではありますが、見てくださった方が一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。(病院によって治療方針は違うと思うので、詳しくは受診先の病院にお問い合わせください)
この記事では、手術を受けるところまでを記しています。手術後の経過はこちらをご覧ください。
陥没乳頭手術を決めたきっかけ
陥没乳頭に気づいたのは高校生のころ。それから約20年弱、悩み続けてきました。
特に苦痛だったのは、旅行で温泉に入るとき。「私の乳首こんな風なのよ!」と開き直れるほどハートの強くなかった私は、旅行が決まるたびに「温泉入るの嫌だなぁ…」といつも思っていました。
自分で治す方法も調べていろいろ試しました。効果は一進一退(軽度だと治ることがあるらしい) 。受診をしてわかったのですが、私は両胸とも中〜重度だったようです。
手術に興味もあり調べたのですが、20〜30万円ほどお金がかかるうえに、痛そうで怖いイメージもあり、諦めました。
そんなこんなであっという間にアラサーに。
久しぶりに手術について調べてみると、なんと保険適用を受けられる可能性があることがわかりました。
将来的に妊娠、出産の希望もあったので、やるなら今しかない!と思い、手術を受ける決心をしました。
病院選び
調べてみると、陥没乳頭の手術を行なっているのは、主に形成外科がある病院やクリニックでした。乳腺外科、美容外科が併設されているところも多いようです。
総合病院や医療センターのような大きなところでも手術は行なっていますが、紹介状がないと予約ができないため、個人のクリニックに絞って探しました。
私が重視したのはこの3つ。
①陥没乳頭手術を受けた人の評判が良い
②保険適用が望める
③アフターフォローをしてもらえる
①は他科と併せて運営している医院が多かったため、陥没乳頭手術の口コミを探すのは結構大変でしたが、Googleマップやネットの口コミ、調べられる限りは検索しました。
②保険が適用されると費用は5万円ほど。年齢や重症度によっても適用が変わる可能性があるので、興味のある方は事前に問い合わせておくと良いと思います。
③手術後の定期的なフォロー(健診)があると安心だったので、個人的に重視していました。
予約〜手術前の流れ
電話予約
陥没乳頭の手術を受けたいことを伝えて、受診の予約を取りました。
受診日の問診で問題なければ、同日に手術も受けられると言われたため、手術も一緒に予約することに。
当日 受付にて
保険証を提出し、フェイスシートに個人情報や既往歴(これまでかかった病気等の情報)を記入する。
初診(問診)
医師の問診を受けます。
フェイスシートに書いたことの確認や、「これまで乳頭吸引器を使ってみたか?どのぐらいの時期か?効果はどうだったか?」なども聞かれました。
次に診察台に寝転び、乳頭の状態を診てもらいます。私は左右両方な上に、中度〜重度と結構重めなようでした。
最後に、手術についての説明を受けます。どのような手術になるかや、リスクなども丁寧に教えてもらえました。事前に調べていた通り、少し切開して乳頭を引っ張り出す形になるとのこと。
が、がんばるぞ…!(ブルブル)
いざ手術!
手術台へ移動
病院着に着替え、髪もまとめてヘアキャップをつけます。手術台までは自分で歩いて移動しました。
手術台に寝転がった後、病院着を脱ぎ、乳頭の部分だけ穴の空いた大きな不織布のようなものを頭からかけられ、医師が来るのを待ちます。この時間が一番緊張しました。
麻酔
乳頭への麻酔を注射で行います。これが一番痛かった!笑 優しい看護師さんが手を握ってくれて、本当に心強かったです。麻酔が効いてくるとだいぶ楽になります。
手術
麻酔で痛みは感じなかったです。なんかやってるなぁぐらい。乳頭を引っ張り出してるのは引っ張られている感がありました。30分程度で終了。
病室へ移動
ふらつくこともなく、自分で歩いて簡易病室まで行けました。そこから1時間ぐらいゆっくりしていてくださいと言われ、ベッドに寝転んでました。
看護師さんからの説明
1時間経つと看護師さんが来て、ケアの仕方や処方される薬について教えてくれました。その時点では、まだ麻酔が効いていたようで痛みはなかったです。
お疲れ様でした!
・2〜3時間すると麻酔が切れて痛みが出てくるので、その際は頓服薬や緊急痛み止めを飲んでください。
・しばらくの間、乳頭には保護リングをはめて、ガーゼやマミーパッドをつけて過ごしてください!あとは入浴後に化膿止めのクリームを塗ってくださいね。
分かりました!(手術中めっちゃ手握っちゃってすみませんでした汗)
3週間後の健診まで頑張ります!
お会計
元の服に着替えて待合へ移動。支払いはクレジットカードでできるところでした。
保護リングやガーゼ、処方薬もろもろの入ったセット、先ほど看護師さんから聞いた、ケアの仕方が載っているプリントを受け取ります。
次回の健診の予約をして帰宅。
来院してから会計終了までの時間は、待ち時間をあわせて3時間程度でした。